はじめに

ご無沙汰しております。1ヶ月間の育児休暇から復帰した遠藤です。
先日、ミルディアの社員として初めて育児休暇を取得いたしました。

今回は、取得するまでの流れや、休暇中、復帰後のことについて、まとめていきたいと思います。

ミルディアでの働き方が少しでも伝われば、また、ミルディアの他の社員が取得する際の参考になれば幸いです。

どれくらい休んだの?

育児休暇としては、 2021/11/1 ~ 2021/11/30 までの丸々1ヶ月間お休みしました。
また、妻の退院予定日が 10/29(金) だったので、1日だけ有給休暇を使い、合わせて 1ヶ月ちょっとお休みをもらいました。
それでは、取得するまでの流れをまとめていきます。

休暇取得前

6ヶ月前

会社への報告

ミルディアでは四半期に一度、フィードバック面談を行っています。
妻が安定期に入った後の最初の面談で、出産予定日と、育児休暇を1ヶ月ほど取得したい旨を伝えました。

代表には、とにかく祝福いただいたように記憶しています。
(「いなくなったら困るよー」といったことも言われませんでしたw)

2ヶ月前

各種手続きを始める

育児休暇を取得するにあたり、以下2点の手続きを開始しました。

  • 育児休業申出書
  • 育児休業給付金の申請

こちらは、総務の方から必要な書類について、細かく連絡をいただき、スムーズに進められました。
(全般的に、特に私からお声がけすることなく、総務の方から必要な連絡をいただけたのは助かりました。)
この後に出てくる申請もそうですが、全てオンラインで署名まで完了し、一度も出社することはありませんでした。
コロナ禍もそうですし、風疹やインフルエンザなど、どこで何に感染するか分からないので、非常にありがたかったです。

ちなみに、育児休業は、妻の退院日(出産から5日後が退院予定)から取得したかったのですが、あくまで予定日なので、実際の出産日は事前には分かりません。
しかし、申請自体は1ヶ月前までにしておく必要がありました。
この場合の申請はどうすれば良いの?というところが気になっていましたが、申請自体は、予定日で申請しておき、実際の出産日が変わった際は、期間を訂正して再提出すれば良いそうです。
(私は2週間ほど訂正することになりました。)

出産当日

育児休業の訂正

上記でも触れた通り、当初の申請と日程が異なったため、2週間ほど前倒しして再申請しました。
この時も、 Slack で出産を報告した後、総務の方から連絡をいただき、特に手間取ることもなく申請することができました。

休業前日

特に手続き的なこともなく、 Slack で挨拶だけして退場いたしました。

この期間の業務について

会社に育児休暇を取得したい旨を伝えてから、取得まではおよそ半年間ありました。
その期間で、私が意識していたことや、会社側が考慮してくれていたことについて、まとめます。

意識していたこと

何より意識していたことは、休暇中に、会社が私に連絡しないとマズい、といった状況にならないこと。
そのために必要なこととして、

  • タスクの洗い出し
  • ドキュメントを残す
  • タスクの期日を意識する

と言ったあたりを意識していました。
(かなり意識して準備したつもりでしたが、コードレビューの依頼だけ放置して休暇に突入していました。。)
改めていうほどのことでもないですが、少しだけ解説します。

タスクの洗い出し

休暇に入る直前などに慌ててタスクを洗い出すと、抜け漏れが発生してしまうので、普段から意識するようにしていました。

ドキュメントを残す

特に一番意識していたのはここです。
メモ書きでもなんでも良いのですが、ちょっとしたコマンドや試行錯誤についても、 Slack に細かく残すようにしていました。
その他、 Redmine やプロジェクトの README などにも、極力情報を残すようにしていました。
この辺りは、過去に転職をした際に、辞めた会社から何度も連絡が来てうんざりした思い出も影響しているかもしれません。

タスクの規模(期日)を意識する

妻が妊娠するまで全く知らなかったのですが、出産予定日は 10 週以上ずれることも少なくないようでした。
となると、あまりに大きい機能の開発などを1人で着手してしまうと、途中で進められなくなるリスクが出てきます。

引き継げば良いのですが、その分の工数は無駄になってしまいますので、タスクを細かく分割し、いつ出産しても、退院までの5日間で終えられるような状態を意識していました。

会社側が気をかけてくれたこと

育児休暇の旨を伝えて以降、新規プロジェクトへの参画には配慮いただき、メインのエンジニアではなく、 レビュアー or プログラマ といった形で参画することが多かったです。
設計のレビューだったり、小機能の開発、不具合の修正といった形です。

ちょっとした寂しさもありましたが、不在になる期間の引継ぎなどを考慮すると、当然のリスクヘッジだったのかなと思います。

休暇中

会社からの連絡

育児休暇中に会社と行ったやりとりは、以下のみでした。

  • 赤ちゃんの保険加入について
  • 年末調整関連のやり取り
  • 新設された社内の制度への同意

仕事に関する連絡は1つもなく、全て事務手続きの連絡だけでした。
おかげさまで育児に専念させてもらえて、大変な新生児期を無事に乗り越えることができました。

育児に関して

仕事とは直接関係ありませんが、育休中の育児に関しても少し触れておきます。
これは、想像以上に辛かったです。

ブログを書いている今では2ヶ月も過ぎ、慣れてきたところもありますが、退院直後はとても大変でした。

  • 3時間おきに泣く
  • 3時間経ってなくても泣く
  • 泣いていないと、それはそれで不安
  • 夜寝れない
  • 昼寝もできない
  • 抱っこしないと泣く
  • 抱っこしても泣く
  • 泣いてる理由が分からない
  • 母親が抱っこした途端泣き止む
  • 首がグラグラなので、抱っこも気が抜けない
  • 肩こり、腰痛に悩まされる
  • 3週間を過ぎたあたりから、泣き声が大きくなる
  • ふにゃふにゃ過ぎて沐浴が怖い
  • おむつ交換も怖い
  • 洗濯物の量、回数が激増
  • etc...

とにかく全てが初めての経験だったのと、寝不足、肩こりなども相まって精神的・肉体的に辛いなーという感じでした。
エンジニアを10年やっていて、一度も経験したことのなかった肩こりに、1週間で悩まされることになるとは思っていませんでした。

唯一の救い(?)だったのが、赤ちゃんがとにかく可愛いという点ですね。

復帰後

久々の出社(リモート)

1ヶ月の育児休暇を終え、久々に出社しましたが、 Slack に膨大な通知が来ていることもなく、どこかのプロジェクトが大炎上していることもありませんでした。
(それはそれで、少し寂しかったりもしますがw)
はたまた、何もすることがない、と手持ち無沙汰になることもありませんでした。
会社からは、復帰後に対応するタスクリストをいただき、期限と優先度が設定されていて、スムーズに業務に復帰することができました。

感想など

男性の育児休暇は世間的にはまだまだハードルが高い印象もありますが、ミルディアでは全くそんなことはありませんでした。
改めて、ミルディアに転職して良かったなと思いました。

1ヶ月の休暇が長いかどうかは人によると思いますが、個人的にはもう 1 ~ 2ヶ月長く取得しても良かったのかなと思いました。

今のところ、二人目の予定などは全くありませんが、もし授かることができた際には、3ヶ月休もうと思いました。