自己紹介
はじめまして、ミルディアでエンジニアとして働きながら都内の私立中高一貫校で非常勤講師をしている柴といいます。
エンジニアと学校教員のダブルワークをしている人は日本の中でも多くなさそうなので、本記事ではこの2つのダブルワークの大変さややりがいについて書きたいと思います。
まずは簡単な自己紹介です。
- 大学卒業後に新卒でIT企業に就職
- エンジニアとして働いていたが、9・11の同時多発テロにショックを受け自分を模索
- 教員として働くことを目指して改めて大学に通い直し(3年次学士編入)、数学と情報の教員免許を取得
- いくつかの私立学校で数学を教え、現在の学校で情報を教えている
(すべて非常勤講師として勤務:非常勤講師歴約20年)
教員になりたての頃は数学を教えていました。
元々エンジニアだったので情報を教えたいという希望でしたが、当時は情報の採用枠が少なく別の教科で指導の実績を積むことから始めていました。
「情報」という教科については別の記事で詳しく書きたいと思います。

時間割と授業時間数
私立学校の非常勤講師は授業の時間だけ出勤し、授業が終わったら退勤するというしくみになっています。
そのため、授業の時間割を午前中に詰めてもらい、午後からのミルディアでの勤務時間を多く取れるようにしてもらっています。
また、春休みや夏休みなどの季節休暇は授業がありません。非常勤講師は季節休暇期間に学校に出勤することは基本的にありませんが、人によっては夏期講習などの補習授業を担当する場合があります。私も夏期講習でいくつかの講座を担当しているため、夏休みに数日間出勤しています。
生活の流れ
授業がある日は、授業が終わるとすぐに帰宅し、在宅でミルディアの業務を行っています。(質問に来てくれる生徒さん、対応できなくてごめんなさい。。。)
授業の準備や生徒からのメールでの質問の対応は、子どもを寝かしつけた後にしています。ただ、毎日準備や質問に追われているのではなく、何もない日もあります。そういう日はリフレッシュに使っています。
息抜きは趣味のゲームやテレビ番組を見たりしています。
また、休みの日に子どもと遊びに出かけることがリフレッシュになっています。
(体力は消耗しますが、、、)
特に忙しいのは定期試験の作成時期と定期試験後の成績作成時期です。
この時期は朝や夜に時間を作って仕事をしています。
(息抜きするタイミングがないので、辛い期間です。。。)
ミルディアでの勤務は在宅で残業がないため、自分の生活ペースを保ちながら対応できています。
毎日の生活が忙しいので生活のペースが崩れないように意識しています。
何かと忙しい生活ですが、やりがいを感じながら続けていられます。
エンジニアが教員をすることのメリット
エンジニアと教員の2つの仕事をすることで、多くのメリットがあります。
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知識を活かせる&知識を補完できる
エンジニアの業務で培った専門的な知識を授業の説明に活かすことができます。例えば、現在のサーバの管理はクラウドサービスが主流でオンプレは少なくなってきているとか話せそうですね。
逆に、教科書の内容から自分の専門分野以外の知識を補完することができます。例えば、2進数の4ビットの加算を全加算器と半加算器を組み合わせて計算する方法が出てきたりしますが、授業で説明するには準備が必要でした。。。 -
実例を使った説明ができる
業務の詳しい内容は話せませんが、実例に基づいた苦労話や失敗談などを話すとその単元の理解が深まるようです。 -
知識をブラッシュアップできる
普段の授業を行っていると、今まで教えていたことがいつの間にか古い情報になっていたりします。常に新しい知識を得ようとアンテナを張ることができるようになりました。

学校でのやりがい
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6年間の成長の過程に携われる
中学1年生から高校3年生までの成長を近くで見られるので、私自身も新たな気づきや刺激をもらっています。また、様々な性格、特徴の人たちがいるので接している中で日々勉強させられることがあります。 -
出会いの場が多い
教育に携わっていると他の学校の先生や研究者の方と知り合うことが多くあります。その方たちと交流をすることで新たな発見や刺激をもらえることが多いです。
ミルディアでのやりがい
- 自分に足りないスキルをたくさん吸収できる
ミルディアで一緒に働く皆さんは本当にたくさんの知識をお持ちで、いつも刺激を受けています。私も皆さんに追いつけるように奮闘中です!
さいごに
学校の教員は専門的な知識が必要ですが、情報科はエンジニアの知識が役に立つ場面が多くあります。エンジニアが教員になることで専門的な知識のアドバンテージが発生するようです。もしこの記事を読まれてエンジニアの方が教職に興味をもっていただけたら幸いです。