はじめに

こんにちは!ミルディアの藤井です。趣味はサッカー観戦です。シーズンオフには来季展望が気になり毎日ソワソワですが、2026年から、そんなストーブリーグが「プールリーグ」に変わる、というお話です。

日本サッカー、秋春制へ!

早春に開幕し、正月の天皇杯でシーズンが終了する―。そんな日本のサッカーが2026年から変わります。

いわゆる春秋制から秋春制への移行です。
変える理由は夏の暑さ回避、欧州やアジアとシーズンを合わせるなどと色々言われていますが、それはさて置き、まずはどう変わるのかみていきましょう。

秋春制ってナニ?

2025年までは、2月に始まって12月に終わっていました。1月はお休みです。
2026年からは、8月に始まって6月に終わるようになります。7月がお休み。

約半年ズレるだけです。これが秋春制。簡単な話ですよね?
とはいえ、です。賢明な読者の皆さんは疑問に思われたことでしょう。

じゃあ2026年の2月から6月までの半年はどうするの?

さすがに休んじゃうと収入がなくなってクラブが倒産してしまうので、試合をします。半年だけのリーグ戦を行うのです。
そんな特別な試合、それが「百年構想リーグ」です。

秋春制と百年構想リーグ

百年構想リーグって?

いま、Jリーグには、J1J2J3それぞれ20チーム、計60チームがあります。これを10チームずつ6つのリーグに分けてホーム&アウェイ総当たりで戦うのです。

チーム分け

分けかたは次の6リーグ。

  • J1東 / J1西
  • J2J3東 / J2J3西 / J2J3南 / J2J3北

J1とJ2J3は、2025シーズンの結果を受けて分けられます。具体的にどのチームがどのリーグになるかは各自調べて頂くとして、この百年構想リーグの特徴をみていきましょう。

チーム分け

昇降格なし

優勝しても昇格しないし、最下位になっても降格しません。じゃあ何をモチベーションに試合をするのでしょうか?誤解を恐れず言えば、

ズバリ「お金」です。

1試合ごとに賞金が出ますし、最終的には順位に応じた賞金がでます。

引き分けなし

短期リーグの決着をつけやすくするためか、引き分けなしです。古えのJリーグファンの方なら懐かしさを覚えると思いますが、百年構想リーグでは延長なしのPK決着です。勝ち点は、勝ちで3、PK勝ち2、PK負け1、負けは0。

試合ごとの賞金はJ1で

  • 90分で勝った場合 600万円
  • PK戦で勝った場合 400万円
  • PK戦で負けた場合 200万円
  • 90分で負けた場合 0万円

J2J3で

  • 90分で勝った場合 150万円
  • PK戦で勝った場合 100万円
  • PK戦で負けた場合 50万円
  • 90分で負けた場合 0万円

PK戦がアツくなること間違いなしです!PKストップが得意なGKが引っ張りだこかも!?

賞金イメージ

プレーオフラウンド

先ほどの6つのリーグでの戦いを「地域リーグラウンド」と呼びますが、リーグごとの順位が決まったあとに、各リーグ同一順位どうしの戦いが待っています。これは「プレーオフラウンド」と呼ばれます。

J1の東西2リーグの同一順位は、ホーム&アウェイで決着。J2J3の東西南北4リーグの同一順位は、一発勝負のトーナメントで決着。

これで百年構想リーグの順位が決まります。

J1で優勝が1.5億円、2位が6,000万円、3位が3,000万円、J2J3で優勝が1,500万円、2位が750万円、3位が250万円。

その他おそらく順位に応じた「理念強化配分金」「特別助成金」と呼ばれる賞金がありますが、詳細は現時点で発表されていません。

秋春制あれこれ

ここまでは移行期の百年構想リーグについて見てきましたが、ここで日本における秋春制について展望してみましょう。

4月始まりとの相性

日本は学校、会社とも4月始まりがほとんどです。そんなとき、8月から開始でーす、と言われると、半年無職!?となりそうですよね。

でも大丈夫。蓋を開けてみないとわかりませんが、おそらく今までと同じ1月または2月からの契約になりそうです。というのも、世界のサッカー界にならって以前から「冬の移籍期間」「夏の移籍期間」と呼ばれる選手登録期間があって、シーズン途中の冬にも移籍・新規登録ができるのです。

冬、試合できない!

日本ではかなり雪が降るので、冬に試合が難しい地域があります。

同じく豪雪地域があり2012年に秋春制に移行したロシアリーグでは、長い冬のお休み「ウインターブレイク」がありますが、日本ではそれはありません。

試合はドームで出来たとしても、練習はどうするんだという問題もあります。実際これが日本で秋春制を導入するにあたって大きな議論になってきました。

雪だるま

そこで、それを解決するための資金として「Jリーグ降雪エリア施設整備助成制度」がつくられました。この資金を活用してエアドーム、ヒーティング、ピッチカバーなどをつくり雪に打ち勝つ想定ですが、これも蓋を開けてみないとどうなるかわかりません。

下部リーグの秋春制

Jリーグの下位にあたるJFLはどうなるのか?といえば、こちらもJリーグと同じく秋春制に移行し、半年間の特別な試合を行うことが発表されています。

さらに下位にあたる関東リーグなどの地域リーグや、高校サッカーなどについては、現時点でまだ発表されていません。

まとめ

ここまで駆け足で日本サッカーの秋春制と百年構想リーグについて説明してきました。喧々囂々の議論のすえ導入された秋春制への移行、ここまで大規模なシステムの改革はなかなかないことです。この大事業がうまくいくことを祈りつつ、貴重な歴史の目撃者になってみませんか?

参考サイト

明治安田Jリーグ百年構想リーグ公式サイト
https://www.jleague.jp/sp/special/2026specialseason/

2026年からのシーズン移行について:日本フットボールリーグ公式サイト
http://www.jfl.or.jp/jfl-pc/view/s.php?a=2364

JFL、高校年代もシーズン制移行の可能性が明らかに!! Jリーグ“秋春制”今後の論点は:ゲキサカ
https://web.gekisaka.jp/news/jleague/detail/?394622-394622-fl

Jリーグの秋春制移行、JFLのプロ予備軍化…改革の中で「地域リーグが描く戦略」とは?関西のトップに聞いてみた:Qoly
https://www.excite.co.jp/news/article/Qoly_heqrdmf4_kgn_1/

Jリーグ降雪エリア施設整備助成金交付に関するお知らせ:Jリーグ公式サイト
https://www.jleague.jp/sp/news/article/32544/